2016年Googleアルゴリズムの変動から今後のSEO対策方針を推測する

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Googleの検索順位は、多くのWebサイト担当者、管理者にとって、常に気になるキーワードと言えるでしょう。この検索順位を決めているのが、検索アルゴリズム。Googleでは、検索ユーザーに最高の情報を届けるために検索アルゴリズムを日々進化させています。そこで今回は、昨年に実施されたGoogleアルゴリズムの変動を振り返り、2017年に自社サイトをどのように運営していくべきかの指針を示したいと思います。

2016年上半期

ペンギンアップデートが終了し、モバイルフレンドリーが強化される

2016年3月:パンダアップデートが行われた可能性あり

3月初旬、Googleの検索順位に大きな変動がありました。この検索順位の変動は、「パンダアップデート」の可能性があると、元GoogleのPierre Far(ピエール・ファー)氏が3月22日に示唆しました。さらに、3月下旬から月末の週末にかけても大きな順位変動が起こります。

2016年4月:数回の順位変動と順位の不安定状態

3月下旬より続いていた順位変動の状況が、以前の「ペンギンアップデート」に似た傾向があることから、ペンギンアップデートに備えた対策を喚起する声も上がりました。そして、4月下旬には「次回のアップデートで、ペンギンアップデートがリアルタイム反映される」とのアナウンスが、GoogleのGary氏のtweetで出されました

2016年5月:モバイルフレンドリーアップデートの強化

2016年3月に事前告知されていましたが、5月よりモバイルフレンドリーなページの検索順位を上げるアルゴリズムのアップデートを段階的に行っていくという内容の告知がされます。これは2015年4月に導入された、モバイルフレンドリーアップデートの効果を高めるもので、すでにモバイルフレンドリーな環境にあるウェブサイトには影響がないとされています。

2016年下半期

ペンギンアップデート4.0」により検索順位が目まぐるしく変動する

2016年7月〜9月:頻発傾向の強まる順位変動

7月以降、目に見えて順位変動の頻発傾向が強まり、継続的なものになっていきました。これらは平時と比べると一目瞭然で多く、何らかの検索アルゴリズム調整が行われていることは明らかでした。

2016年9月23日:ペンギンアップデート4.0の発表

9月23日、Googleは4度目のメジャー更新となる、ペンギンアップデートを発表しました。このアップデートによる大きな変更点は2つあり、1つ目はペンギン・アルゴリズムが、コア・アルゴリズム(Googleの検索アルゴリズムの中核)に統合されることによって、ペンギン・アルゴリズムによる検索結果の変動がリアルタイムに反映されることになったこと。

2つ目はペンギン・アルゴリズムがより精細な動作を行うようになったということ。これによると、①スパムSEOの評価を下げた②そのスパムシグナル(スパムSEOと判断される要因)に基づいて調整することで、Webサイト全体がランキングに影響を及ぼさないようになった、とのことです。
そして、この直後に相当な順位変動が起こったことは言うまでもありません。

2016年10月:ペンギンアップデート4.0の影響が続く

ペンギンアップデート4.0によって、リアルタイム更新となったペンギン・アルゴリズムの影響で順位が不安定な状態が続きました。しかし、これはアップデート直後に、検索順位の入れ替えが多くなるためで、月末に向かうにつれて順位変動は穏やかになっていきました。

2016年11月以降:何度か大きな順位変動はあったものの安定状態に

11月以降は何度か大きな順位変動があったものの、安定に向かっている傾向があります。しかし、ペンギンアップデート4.0以降は、それ以前と比較してみるとまだ安定状態とは言えない部分もあります。加えて、数回あった大きな順位変動を踏まえてみると、今後、Googleが何らかのアルゴリズム・アップデートを行う可能性もゼロではありませんので、動静を見定めて慎重にSEO対策を進めていきましょう。

順位変動の調査に使用したツール
【namaz.jp】: http://namaz.jp/

2016年のアルゴリズム変動を踏まえて見えてきた、検索順位の向上のコツ

上述の通り、2016年も大型アップデートがあり、国内でも影響を受けたWebサイトは少なからずあったことでしょう。SEOを考えていく上で検索アルゴリズムは切り離せないものです。しかし、Googleが検索結果の順位を決めるための要因(検索アルゴリズム)は数百種類と多岐にわたって存在しており、Googleに勤める専門家でも全ての対策は不可能とも言われています。ということは、仮に私達がGoogleの検索アルゴリズムを詳細に知ったところで、あまり意味を成さないとも言えます。それでは、検索順位を上げるにために、どんな対策を行えばよいのでしょうか。

これについて、2016年3月にGoogleのオンラインイベントで、アンドレ・リパセフ氏は、最も重要な要因は「コンテンツとリンク」と明言し、また双方の重要度に順位はなく、両方が大切と発言しました。つまり、コンテンツだけ、リンクだけではなく両方の要素が嚙み合ってはじめて効果があるという意味にも取れます。

関連動画「Google Q&A+ #March」

※リパセフ氏の発言は30:30頃から

リパセフ氏によるこのGoogle公式と言える発言は、SEO専門家にとっては現在に至るまでに積み重ねてきた研究データによって明白な事実とされていました。しかし、今回の発言はGoogleが検索順位決定の仕組みを明言することが珍しいこと、また、この発言でSEO専門家の予想が正しいものと確認されたこともあり、かなり注目されました。

ここで、検索順位を上げるために最も重要とされる「良質なコンテンツ」と「被リンク」について、簡単に解説します。

良質なコンテンツとは

まず、コンテンツとは、Webページに掲載されている文章(テキスト)や画像のことで、特にGoogleはテキストを読み取って、そのWebページの評価を行うため、文章として意味のあるテキストを掲載する必要があります。また、Googleは画像から意味を読み取ることができないので、alt属性には画像についての適切な表現で記述をします。

つまり、良質なコンテンツとは、ユーザーにとってもGoogleにとっても何について書いたかが明確で、なおかつユーザーが求める内容であり、十分なボリュームで構成されているということになります。

被リンクとは

Webページが受けるリンクは「被リンク」と言われ、他サイトから、自社サイトに向けて貼られたリンクのことです。上記の「良質なコンテンツ」に加えて、この「被リンク」があることでGoogleに評価され、検索順位が引き上げられます。被リンクは通常のWebサイトに掲載されたリンクが最も効果的とされ、Googleアドワーズ等の広告からのリンクは検索順位に影響しないとされています。

数百種類あると言われるGoogleの検索アルゴリズムですが、検索順位を決定づける要因の大部分が、これらの「コンテンツとリンク」に紐付いていることは、間違いないと言えるようになりました。SEOは突き詰めれば複雑なもので、闇雲に行っていては時間も労力も大きく費やしてしまいます。

しかし、近年、Googleは検索順位が上がる仕組みを公開するようになってきました。「良質なコンテンツと被リンク」の特性を考えると、ウェブサイト管理者・コンテンツ制作者への啓蒙活動と感じる部分もあります。

SEO対策の正しい方針とは

Googleが掲げている「検索ユーザーに最高の情報を届ける」という使命は、そもそも良質なコンテンツが掲載されていることと、リンクが掲載されていることに大きく依存しています。そして、一企業としてWebサイトを運営していく上で大切な「顧客により良質な情報を届ける」ということは、Googleのそれと方向性が一致する所ではないでしょうか。

すなわち、これからもGoogleの目指す検索アルゴリズムの理念に沿って、対策を行っていくことが、検索順位を上げる近道と言えるでしょう。

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プロモニスタ編集部
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