【表示速度1秒】今のうちに知っておきたいGoogle AMPの基本

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Googleの検索にも導入されたAMP(Accelerated Mobile Pages)。モバイルベージの高速表示を目的に2015 年にGoogleが発表した同プロジェクトに対して、世間の期待値は高く、アメリカやイギリスの大手新聞社「The Wall Street」や「The Guardian」のほか、通販サイトや旅行サイトなど大手を中心に世界中の企業が続々と導入を始めています。このAMPですが、将来さらに導入が拡大されたらSEOやコンテンツにどうような影響をもたらすのでしょうか。AMPの特徴や性質を切り口に、導入のメリットやデメリットなどを考察してみたいと思います。

今のうちに知っておきたい「そもそもGoogle AMPって何?」

昨年から何となく耳にしているけれど、どういったものか分かっていない。そんな方のためにまずは、AMPが何かをおさらいしてみたいと思います。

そもそもAMPとは、GoogleとTwitter が立ち上げたオープンソースのプロジェクトで、簡単に言えば、実装することでWebサイトの読み込み時間を短縮するHTMLの規格を指します。WordPressにもAMP対応化を行うプラグインが用意されており、これをインストールすることでAMPに対応したページを簡単に生成することができます。

AMP実装で表示速度 約4倍&データ量1/4

AMPを実装することでどれくらい速くなるのかというと、理論値ではモバイルページの表示速度が約4倍、データ量が約1/10になるとも言われています。Webページの読み込みが長すぎるとユーザーの離脱率が高まるので、表示速度の高速化は各メディアの担当者として無視できない課題です。

AMPプロジェクトそのものは2015年10月より発表しており、2016年2月からGoogleのモバイル検索結果のトップでの表示が始まりでした。その後、各メディアでのAMPの導入は瞬く間に広がり、GoogleのAMPプロジェクトのRudy Galfi氏によると2016年6月時点でGoogleがインデックスしたAMPページは1億2,500万URL以上に、現在では毎週400万ページ以上が追加されているとのことです。

AMP広告ランディングページスタート

この結果を追い風に、2016年8月にGoogleは公式ブログの中で、モバイル検索結果ページの「トップニュース」枠だけでなく全検索結果に対してAMPのサポートを拡大すると発表しました。これに加えて、AMPプロジェクトの公式ブログではAMP広告ランディングページ(Ad Landing Pages、通称ALP)という広告サポートの導入を始めたとも紹介されています。

拡大していくAMPの市場シェア。ページが高速表示されるというメリットがあるのなら、この潮流に乗り遅れる訳にはいかない、とはやる気持ちもあると思います。が、その前にAMP実装のメリットとデメリットについて説明させていただきます。実装はその後でも遅くありません。

AMPを信じきって良いのか?メリットとデメリットを探る

メリット

あらためて、AMP実装のメリットとして、主に以下の3点が挙げられると思います。

1 モバイルページの高速化
2 広告のサポート
3 AMPアナリティクスのサポート

1 モバイルページの高速化について

繰り返しの説明となりますが、一番のメリットは高速表示に尽きます。
2016年7月時点でアメリカの通販モバイルサイトの平均読み込み時間は6.9秒と言われていました。一つの試算として「3秒ルール」に対応していない場合、6割の消費者はそのページを諦めて他のページを選ぶという結果も公表されているくらいです(参照:SMARTBEAR)。

となれば、AMPの実装で読み込み時間を4倍速くしたいと思うのは当然の流れと言えるでしょう。

2 広告のサポート

AMPページでも高速で表示される広告「AMP for ads(A4A)」も展開しています。どれくらい高速で表示されるかは、AMPプロジェクトの公式ブログ記事で展開されているのでぜひ、ご覧になってください。

極論を言えば、広告とはメインコンテンツを閲覧するユーザーからしてみれば、おまけのようなもの。表示速度が遅れれば無視される可能性が高いからこそ、このサポートの及ぼす影響は大きいと言えるでしょう。

3 AMPアナリティクスのサポートについて

そして、アナリティクスのサポート。現時点では、AMPアナリティクスの機能が限られていますが、ページビュー、イベントや画面サイズなどがトラッキングできます。もちろん、これからも機能が拡大されると予測されます。

デメリット

メリットだらけに思えるAMPですが、実装する目的や企業のジャンルによってはデメリットも考えられます。

1 ページ・テイクオーバー広告やインタースティシャル広告はできない
2 売り上げや購読者の減少する可能性
3 ページアクセスの減少する可能性

例えば、ページ・テイクオーバー広告(サイト全体をジャックして広告キャンペーンを展開する手法)やインタースティシャル広告(ページ表示時に、ポップアップとして全画面に表示する手法)についてAMPは対応していません。つまりポップアップの登録フォームを利用しているようなケースにおいては、登録フォームからのリードの獲得を阻害する可能性があります。

また、禁止されているタグもあるため対応前と対応後でデザインやコンテンツをうまく表現できない可能性もあるため、AMPへの移行となると、旧コンテンツのファンなどが離脱、減少する可能性があると言えます。

SEOに及ぼす影響は不明。一方で「影響を及ぼさないはずがない」という意見も

2016年2月26日に開始されたオンラインQ&Aセッションで、米GoogleのJohn Mueller氏はランキングシグナルにAMP対応を使用していない(検索順位に影響がでることはない)と明確に発表しています。しかし、将来どうなるかは明らかではありません。

最適化を好むGoogleのことですから、ゆくゆくはSEOの評価シグナルとする、と発表されることも容易に予想できます。Forbes社のコラムニストJayson DeMers氏も「AMPがランキング要因にならなかったら、びっくりする」と述べているほどです。SEOランキングへの影響は2016年11月30日現在では、直接の影響がない、程度に思っておいたほうが良いかもしれません。

AMPが正しく設定できているか確認する方法

ここまで読んでいただき、「よしAMPを実装しよう」と考えたあなたに。最後におまけとしてGoogleサーチコンソールでAMPが正しく設定できているか確認・検証できる方法をお伝えします。

1.AMPテストツールの活用

AMPテストにアクセスして、対象のAMPページのURLを入力します。

ここでは、AMP HTMLと構造化データが正しいかどうかで有効か無効を判断してくれます。
有効の場合は以下のように表示され
AMP有効

有効でない場合は以下のように表示されます。
AMP有効でない

2.AMPページのGoogle検索ガイドライン

Googleは、AMPページをGoogle検索で適切に表示されるようにするためのガイドラインで、AMPを有効活用するためのおすすめの方法として以下5つを紹介しています。

デザイン: AMP 仕様に沿ってウェブページを作成します。
検出: AMP を検出可能にします。
検証: ページが有効な AMP HTML で作成されていることをテストします。
構造化データ: 構造化データでコンテンツをマークアップします。
ステータス: Search Console の AMP レポートでエラーを確認します。

AMP対応を始めようと思っている方は、是非参考にしてみてください。

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