検索順位が1位から圏外に下落したらどうすればいいの? -事例をご紹介

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ビッグキーワードで検索結果1位に自社サイトが表示されていたのに、突然のアルゴリズム変動で順位が極端に下落してしまった……。ウェブ担当者がいちばん恐れる現象の一つですね。

今回は、「”注文住宅”というビッグキーワードで検索順位1位だったサイトが、アルゴリズム変動の影響により100位圏外まで下落。しかし、リカバリー施策で元の順位に戻した」という事例をご紹介します。

お客さまと担当コンサルタントのご紹介

お客さまのご紹介

会社名:フリーダムアーキテクツデザイン株式会社
代表取締役:鐘撞 正也
インタビュイー:小谷田 太河(フリーダムアーキテクツデザイン株式会社執行役員 マーケティング管掌、また関連会社であるGluee株式会社の代表取締役)
設立:1995年4月(個人建築事務所フリーダム設計として)
資本金:9300万円(うち資本準備金4150万円)
従業員数:210名(2017年5月現在)
事業内容:建築設計監理、不動産仲介
オウンドメディア:フリーダムな暮らし

担当コンサルタント

名前:成田 翔
経歴:エグゼクティブコンサルタント(SEO・コンテンツマーケティング企画支援)

北海道大学 理学部を卒業し、ウィルゲートへ入社。
お客さまとの関係性を「ウェブ集客で成果を出すチーム」と捉え、お客さまと真摯に向き合うことをモットーとする。そのマネジメント力に定評がある。経験した業界は多岐にわたり、「不動産・賃貸、国内旅行関連、保険、転職求人、レンタカー、士業、ブランド品買取、カラコン通販、水道関連修理、アンテナ工事、スマホ修理、オンライン講座」など。
お酒(ビールとハイボール)をたしなむことと、お笑い番組を見ることが好き。

お客さまの事業内容

─ まず、御社の事業概要を教えてください

設立23年。国内で年間400棟のデザイン住宅を手掛ける全国No.1の設計事務所です。160名の建築士を抱え、エリア特性に合わせたデザインでご好評いただいております。

─ こだわりのある個性的な住宅を多く設計されていますが、どのようなお客さまが多いのでしょうか?

こだわりの住宅を”妥協なく”建てたいと希望される方が大多数です。弊社にはハウスメーカーのような決まった設計プランがありません。完全自由設計で真っ白な状態から、設計者がお客さまの希望に寄り添い、暮らしの課題を解決していきます。

サービスサイトのトップページで、検索結果1位を獲得

─ ウィルゲートとは2014年3月からの長いお付き合いになりますが、ウィルゲートに依頼しようと思ったきっかけは何ですか?

ウィルゲートさんからサイト運営についてご提案をいただいたことがきっかけです。これまでさまざまな施策をお願いしてきましたが、2017年5月に設立したオウンドメディア「フリーダムな暮らし」の運営では、特にお世話になりました。

もともとSEO施策をしっかりとしていたため、サービスサイトのトップページは「注文住宅」というビッグキーワードで1位をとれていました。

このサービスサイトの配下に、前述の「フリーダムな暮らし」というサイトを組み込んだんですね。このサイトには、「注文住宅」というキーワード”以外”のキーワードを狙った記事を500本ほど掲載していきました。「注文住宅」というキーワードでの集客が頭打ちになっていたため、それ以外のキーワードによる流入を増やしたかったんです。

2018年9月現在では、サイト全体のセッションが48万(内30万がオーガニックからの流入)と前年対比約140%アップ(オーガニックは約180%アップ)で推移しています。

─ すばらしい結果が出たわけですが、それをふまえて、ウィルゲートに対してどんな感想をいだきましたか?

さすがの提案力だと思いました。「どういったキーワードを狙えばいいのか」、「現状狙っているキーワードのうちコンバージョンをとるためにどれを優先的に改善すればいいのか」など、いろいろな角度から濃密な提案を行ってくれました。

実際の提案資料の一部

また、新規記事の提案だけではなく、過去に掲載済みの既存記事の見直しも行ってくれます。特に、検索した際2ページ目に表示されているような「伸びしろがある記事」を優先的に、タイトルや内容をリライトして検索結果1位を狙う施策を提案してくれました。

検索結果1位から一気に圏外という逆境へ

─ 御社のサイトは「注文住宅」というビッグキーワードで長期にわたり1位を獲得されていましたが、2018年1月中旬に圏外まで下落したとうかがってます。率直に、そのときの感想をお聞かせいただけますか?

驚愕しました。1位が2位に下がるならまだしも、Googleからペナルティを受けたわけでもないのに圏外に下落しまったので……。これまでずっと1位をとれていたため、まさか「注文住宅」のワードでここまで大きな変動があるとは思いませんでした。

“注文住宅”キーワードの順位推移

弊社の事業では、7割の顧客集客をウェブで行っていたため、検索順位が落ちたのはとても痛かったです。私の所属する部署にはSEO施策の専門家がいないため、順位を元に戻す施策を実行することはできませんでした。しかし、弊社ではLINE、InstagramFacebookなどSNSにかなり力をいれていたので、それらのツールを使用してリカバリーをかけました。

この施策が功を奏し、なんとか下落前のセッションを保つことはできましたが、そこからのセッション増加は伸び悩みました。また、当然のことながら、依然として順位は圏外のままでした。

こうした順位下落はGoogleに集客を頼っている以上起こりうることですが、前述の通り弊社は7割の顧客集客をウェブで行っているので、SEO対策をやめるわけにはいきませんでした。

担当コンサルタントの焦りと、下落した原因

─ サイトが圏外に下落したのを見て、担当コンサルタントの成田さんはどんな心境でしたか?

「本当にマズイ! 」と思いました。やるべき施策を全て行った結果、順位1位をキープしていたので、正直ここまで大きな変動があるとは予測しにくかったです。

下落した原因はGoogleのアルゴリズム変動です。それまで「注文住宅」というキーワードの検索結果では、”サービスサイトのトップページ”が上位表示されていました。しかしこのアルゴリズム変動により、情報を収集できる記事ページや、エリアごとの住宅一覧ページなどが上位に表示されるようになりました。「注文住宅」で検索するユーザーのニーズが変わったということですね。

順位を元に戻すために行った施策とは

─ ウィルゲートでは、順位を元に戻すために、具体的にどのようなリカバリー施策を行いましたか?

事態が事態ですので、思いつく限り無限の施策を提案&実行しました。メインで行った施策は次の通りです。

【競合サイトの分析】
・上位表示されているサイトのコンテンツにあって自サイトのコンテンツにないキーワードを洗い出し

【記事コンテンツ制作&掲載業務】
・洗い出したキーワードをベースに、ユーザーニーズのある記事コンテンツを約400本掲載
・新規掲載記事から既存記事へリンクをつなぐ
・エリアごとの注文住宅関連記事を掲載

【サイトの内部施策】
・サイトの内部施策を実行
・トップページを最適化

順位を元に戻すための提案資料

ただ単に記事を増やすだけではなく、その記事をGoogleに高く評価してもらえるよう、細やかな施策を行いました。Googleのアルゴリズムに関する深い知識と、SEOで上位表示されるコンテンツ制作能力がないと不可能な施策です。ここがウィルゲートにおけるSEOコンサルティングの強みでもあります。

順位を元に戻すのにかかった期間と、上位表示されたページの内容

─ 改善の結果と結果がでるまでに要した期間は?
約6カ月かかりました。

2018年1月中旬に下落し、下旬に原因究明と施策の立案を行いました。そして実際に2月から対応開始。その結果、8月には上位表示させることに成功しました。日や、ユーザーが検索している場所によって異なりますが、2位~4位には表示されています。

しかし、上位表示されるようになったのはサイトのトップページではなく、下層ページ、つまり記事コンテンツでした。アルゴリズム変動により「注文住宅」というキーワードの検索結果で上位表示されるようになったのが記事コンテンツのページだったので、これは当然の結果と言えます。

画像はイメージ

また、”注文住宅”というクエリでGoogleが高く評価するのは、ユーザーが情報収集できる記事コンテンツであると分析しました。ユーザーニーズを叶えるコンテンツをサイトのトップページで網羅するのは、スペースや構成の関係から困難であるため、トップページではなくコラム記事(詳細は「順位を元に戻すための提案資料」の項目2を参照)で上位表示を目指しました。

─ 上位表示された記事コンテンツと、そのページに対して行った施策について教えてください

現在上位表示されているのは、「注文住宅の相場・費用はいくら? 予算の決め方のコツと建築費別の実例紹介」という記事です。

このページを上位表示させるために、内容を事細かに精査しました。前述の通り、上位表示されるようになったのはユーザーが知りたいと思う情報が書いてある記事コンテンツです。そのため、ユーザーに寄り添った記事企画を練り上げることに専念しました。

今上位表示されている記事に対して行った施策提案資料

─ トップページではなく下層ページ(=記事コンテンツ)が上位表示されたことによる、メリットとデメリットを教えてください。

メリットは、「セッションが戻り、ユーザーへの情報の露出を回復できたこと」ですね。また、ユーザーが求めている料金相場や予算などの情報がページ内に必ずあるので、読んでもらいやすいのも利点です。

デメリットは、コンバージョン(=資料請求)がとりにくくなることです。トップページが上位表示されればコンバージョンはとりやすいですが、前述の通りアルゴリズム変動が起こったため表示させることは難しいです。

そのため、記事ページで上位順位をとる一方、記事ページ内での資料請求に関する情報量を増やし、コンバージョンにつなげるという対策を今後行う予定です。

ウィルゲートに依頼し続けた理由

─ 小谷田さんにお聞きします。順位を元に戻す期間は半年という長い期間でしたが、それでも辛抱強くウィルゲートに依頼をつづけた理由を教えてください

中長期的な施策だけでなく、短期的な施策提案もしてくれたことが依頼を続けた理由です。SEOの施策の結果がきちんと反映されるには時間がかかります。そのため、どうしても施策提案は中長期のものになりがちなんですね。しかしウィルゲートさんは短期的な施策まで提案してくれた。順位が1位から圏外に下落したことは本当に大変なことだったので、早く元に戻すために「今できること」もスピーディーに提案してくれて、安心につながりました。

─ 2014年3月からの長いお付き合いで、ウィルゲートにどのような印象をお持ちですか?

提案のスピードがとても速く、魅力的だなと思います。一つの案件に対して一つのソリューションチームを結成し、分析提案を行っているとうかがっていますが、そのチーム内での情報連携がうまいんでしょうね。

また、ウィルゲート内にあるテストサイトでアルゴリズムの分析、検証を行った上で提案をいただけるので、施策内容の納得性も非常に高いです。しかもただ単に「SEO施策はかくあるべき」という判で押したような提案ではなく、僕たちの事業をしっかりと理解した上で、その事業推進をするために何が必要なのかまで視野に入れてくれるのがうれしいですね。

─ 担当コンサルタントである成田さんに対しては、どんな印象をお持ちですか?

SEOのプロでありながら、専門知識をふりかざさない人で、すごく好印象です(笑)。SEOの知識やノウハウを、クライアントごとにカスタマイズし、具体的かつ綿密な提案をしてくれるところが信頼できます。

急な順位下落で悩む他社さまへのアドバイス

─ 御社と同じように、急な順位下落で悩んでいらっしゃる他社さまに対して、一言お願いいたします

アルゴリズム変動で順位が下落することは、どのサイトにも起こりうることです。また、実際に起こった後のリカバリーはとても大変で時間がかかります。SEOに詳しい専門家がいる会社はまだまだ少ないですし、社内だけで対応するのは限界があります。今回成田さんに行っていただいた施策の数々や工数面を見ても、「自社で行うのは不可能」という結論に達するでしょう。

困ったときは、僕がお世話になったウィルゲートさんのような、きちんとした専門家にアウトソーシングすることもひとつの手だと思います。

また、”一時的な要因”で順位が変動するということも、担当コンサルタントの成田さんに教えてもらいました。なので、いきなり順位が下がっても慌てずにしばらく様子を見ることも大切ですね。

今後のウィルゲートに期待すること

─ それでは、最後の質問です。今後のウィルゲートに期待することを教えてください

今後も変わらず今のような緻密でスピーディーな施策を出し続けてほしいですね。また、SEOを研究した結果を今以上にフィードバックしてもらえるとうれしいです。

あと、これからも成田さんにお世話になりたいので、担当を変えないようにお願いします(笑)。

─ ありがとうございました!

まとめ

項目 内容
サイト名 建築設計事務所フリーダムアーキテクツデザイン(サービスサイト)
URL https://www.freedom.co.jp/
課題 長年検索順位1位だった注文住宅サービスサイトがアルゴリズム変動により圏外に下落
行った施策 上位表示させたい対象ページをトップページからコラムページに切り替えた。その上で、”注文住宅”で検索したユーザーニーズを叶える構成・内容になるよう記事を編集。コラムディレクトリ全体でも記事を追加した。
施策期間 2018年2月から8月
結果 下層ページ(記事コンテンツ)が2~4位に表示されるようになった

いかがでしたか? 同じお悩みをお持ちの方は、ぜひウィルゲートまでお問い合わせください。

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プロモニスタ編集部
プロモニスタでは、コンテンツマーケティングとコンテンツSEO、SEO対策を中心にwebマーケティング関連の最新情報やノウハウ、当社の事例を発信しています。