SEO対策をしていると必ず耳にする「インデックス」という用語。
一般的には別の意味で使われている単語なので、慣れないうちは意味が理解しにくいですよね。
ということで今回は、SEO用語としての「インデックス」について解説していきます。
<登場人物>
Oくん
新人Webマーケター。16卒の内定者インターン。
入社と同時にぶっちぎりの成果を上げるために、Webマーケティング、主にSEO、コンテンツマーケティングについて勉強している。
Fさん
新卒1年目のアカウントプランナー。Oくんと同じように内定者インターンをしていたこともあり、Oくんの勉強の手伝いをしている。
インデックスとは?
インデックスとは一言でいうと、Googleのロボット(=クローラー)がページを認識し、データベース化することを指します。インデックスされていない場合、Googleにページが認識されていないということになるため、検索結果に表示されません。
特に更新頻度があまり高くない中規模、小規模のサイトはクローラーが回ってくる頻度が低い場合もあり、サイトを更新してもなかなかインデックスに登録されないことも。結果「検索してもうちのサイトが出てこない」「ページの情報を更新したのに、古い情報が上位に表示されてしまっている」という状況が起こります。
また、検索エンジンはクロールしたすべてのページをインデックスするわけではありません。ユーザーにとって価値が低い(=検索結果に表示する価値がない)と判断したサイトはインデックスしないので、まずはユーザーにとって価値があるコンテンツを持ったページを作ることが大切です。
インデックスに追加されているか確かめる方法
Googleの特殊検索を使って、インデックスされているかを調べる方法
インデックスされているか調べたいページを開いて、URLの前に「info:」をつけて検索してみましょう。
数分前にアップされた記事で試してみると以下のような画面が表示されます。
この画面が出てきた場合、まだインデックスされていないということ。
これに対して数時間前にアップされた記事はちゃんと表示されます。
ページのインデックス登録を早める方法
通常、クローラーはサイト同士のリンクをたどってページをクロール、インデックスします。新しいページも、どこかからリンクされていれば遅かれ早かれインデックスされると思いますが、もちろん自分たちでできることもあります。
先ほど説明したとおり、ユーザーにとって価値がある情報だと判断されなければインデックスされないので、そこをクリアしていることは前提として、インデックスを早める施策をいくつか説明していきますね。
- Fetch as Googleで更新したページを送信する
- サイトマップ(sitemap.xml)を送信する
- RSSフィードを配信する
1.Fetch as Googleで更新したページを送信する
Fetch as GoogleはGoogleサーチコンソールの機能のひとつです。Fetch as Googleで更新したページを通知するとクローラーを呼ぶことができます。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
新しく書いた記事を5分以内にGoogleにインデックスさせる方法
ただ、更新頻度の高いサイトや、毎日多くのページが追加されるサイトにとっては、この方法は現実的ではないでしょう。確実に、即座にページ追加や更新をGoogleに伝えたい時以外は、下2つの方法をとることをおすすめします。
2.sitemap.xmlを送信する
sitemap.xmlは、検索エンジンのクローラーがWebサイト内のコンテンツを効率よくクロールするために設置するものです。
このsitemap.xmlを作成し、Googleサーチコンソールに登録することで、インデックスを促進できます。
sitemap.xmlの書き方は以下の記事を参考にしてください。
sitemap.xmlの作り方と効果的な使い方【初心者向け】
3.RSSフィードを配信する
sitemap.xmlが基本的にサイトのすべてのページを記述するのに対して、RSSフィードは更新されたページのみが記述されます。sitemap.xmlと同じように、RSSフィードをGoogleサーチコンソールから登録することで、検索エンジンにサイト更新を伝えることができます。
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