Google Search Console(サーチ・コンソール)とは、有力検索エンジンGoogleがどのようにサイトを認識しているかを確認・管理できる、無償ツールのことです。
日本の有力検索エンジンYahoo!もGoogleの検索技術を導入しており、Googleは日本における検索エンジンシェアが9割に達すると言われます。Googleによるサイトの認識状況を確認する上でも、Search Consoleの導入はSEO対策の必須条件です。
※2015年に「Googleウェブマスターツール」から名称が変更されています。
Search Consoleでここまでできる!
Search Consoleには、インデックス状況やクロール状況、外部リンク、内部リンクの状況など、SEO対策において重要な要素やエラー状況を画面上で直接確認することができます。
1.インデックス状況の確認
ページがGoogleに認識されている(=インデックス)数を確認できます。基本的に内容のあるページを追加し続けていればインデックス数は右肩上がりで増えます。追加したページ数とインデックス数に乖離があれば、コンテンツの重複やクロール状況など、何らかの問題があると推測できます。
2.サイトのトラブルを自動通知
検索エンジンが巡回できない「クロール エラー」、SEO違反行為と判定される「ペナルティ」、Googleがマルチウェア感染を認識した「セキュリティ問題」が発生した場合、メール通知させることができます。
3.流入キーワードの確認
どんなキーワード(検索クエリ)からページへの流入があるか、そしてそのキーワードごとにページが表示された回数・順位・クリック数が確認できます。
4.リンク状況の確認
外部リンクを張られているサイト・ページ・リンクを張られたアンカーテキスト、内部リンクを張ったページ・リンク数、が確認できます。
外部リンクでは、質の悪いサイトからリンクを張られている場合にGoogleに認識されないよう指定できます。内部リンクでは、強化したい重要ページにリンクを集められているか検証できます。
5.HTMLの重要要素の確認
ページ名称を定義する「title tag(タイトル タグ)」、ページ概要を説明する「meta description (メタ ディスクリプション)」の重複、不足、問題点など、ページのコンテンツに関する潜在的なエラーを確認できます。
これらのエラーによりGoogleの検索結果にサイトが表示されなくなることはありませんが、エラーを修正することでGoogleに正しい情報を提供することができ、サイトのトラフィック増加にもつながります。
title tag(タイトル タグ)とmeta description (メタ ディスクリプション)に設定したテキストは検索結果に表示される場合があるため、検索キーワードと関連性が高いテキストはCTRを高めることが期待できます。
6.スマホでの表示確認
PCよりスマホからのアクセスが多いサイトも今や珍しくありません。画面が小さいスマートフォン・タブレット端末での表示がユーザーにストレスを与えないか「モバイルユーザビリティ」機能で確認できます。
Search Consoleをもっと活用する
Search Consoleは、他にもWebサイト改善に役立つ多様な機能を提供しています。
- サイトの最新情報を伝えるXMLサイトマップの登録
- ペナルティ対応後の再審査リクエスト
- Googleに巡回しないよう依頼する「robots.txt」の動作確認
- Googleにクロールを促す「Fetch as Google」に登録
- サイトの移転(ドメインの変更)を伝達
Search Consoleにはないアクセス解析機能は「Googleアナリティクス」で提供されます。連携して使うとSEO対策をより効果的に施策することができます。
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