インデックスは、検索エンジンがサイト内のページの情報を収集しデータベースに格納することを指します。「インデックス数」とは、サイト内でインデックス化されたページ数(URL数)です。
インデックスの注意点
1.インデックス化されないページは検索されない
検索エンジンの検索結果の表示順は、ロボットがWeb上を巡回しページを読み込む(=クロールする)ことで集めた情報を格納したデータベースから判断されます。すなわちインデックス化されないと、そのページを検索エンジン経由で訪れるユーザーはゼロになり、新規ユーザーの獲得はきわめて困難になります。
2.検索エンジンのインデックス状況を確認する
検索エンジンによるクロールは、外部・内部ともリンクをたどって行われます。そのためページができたばかりの時はリンクが少なく、検索エンジンに認識されないことがよくあります。またサーバーの問題でページにアクセスできない場合もあります。
こうした問題の対策として「Search Console(サーチ・コンソール)」というインデックス化状況の確認に便利なツールをGoogleが無償で提供しています。インデックス化の管理には必須ツールです。
日本のもう一つの有力検索エンジンYahoo!もGoogleの検索技術を導入しているため、Googleは日本の検索エンジンのシェアが9割近くと言われています。
インデックス管理のポイント
1.確実に検索エンジンにインデックス化してもらう
最終更新日などのページ情報の一覧をまとめた「XMLサイトマップ」ファイルを作成し、検索エンジンに登録すると、クロールされるまでの時間が短くなるとともに、全くリンクが張られていないページもクロールされるようになります。
XMLサイトマップを無料で作成するツールはWeb上で公開されています。GoogleではSearch ConsoleでXMLサイトマップを登録できます。ページを更新するたびに検索エンジンに登録するとより効果的です。
2.検索エンジンに正しくインデックス化されているか確認する
検索エンジンに認識されない原因を、GoogleではSearch Consoleで確認できます。発生すればメールで知らせてくれるアラート機能も利用できます。
ドメイン確保のために、ドメイン末尾の「.co.jp」と「.com」が違うだけで中身は同じといった、複数のトップページのURLを所有している場合があります。検索エンジンは恣意的にリンクを増やしているだけとみなし、評価を下げることがあるため、「URLは異なるが同一サイトとしてクロールしてください」と検索エンジンに登録する機能が、GoogleではSearch Consoleにあります。
3.インデックス数が多い=検索エンジンの評価が高い、ではない
インデックス数が多い=ページが多い=情報量が多い=検索エンジンの評価が高い、というロジックはサイトの質を重視する今の検索エンジンには、単純にはあてはまりません。更新(情報追加)頻度が高い、関連性が高い外部・内部リンクが多い、といった量的ではなく質的な基準で評価が変わってきます。
質的に優れたページが量的にたくさんある、すなわちユーザーを満足させるサイトが最も理想的です。
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