Googleが新しい検索アルゴリズムを導入したことを発表しました。
その名も「ハミングバード」
この新しいアルゴリズムについて、
わかりやすく簡単に解説します。
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▼ハミングバードで何が変わったの?
▼検索結果にどんな影響がある?
▼WEB担当者がやるべきこととは?
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▼ハミングバードで何が変わったの?
このアルゴリズムの大きな変更点は
検索キーワードの解釈の仕方です。
今までの検索エンジンは、
検索キーワードをそれぞれの単語として解釈していましたが。
ハミングバードは検索キーワードを文脈として解釈します。
検索スキルの高いユーザーは、
「自分のほしい情報にたどり着くためには
どのようなキーワードを組み合わせたらよいか」を考えながら、
検索エンジンを利用していたと思います。
しかしながらこれからは
自分の聞きたいことを文章のまま検索窓に打ち込めば、
必要な情報にアクセスできるようになるかもしれません。
例えばあなたは渋谷で働いていて、
ランチにそばが食べたかったとします。
そこでスマートフォンを使っておそば屋さんを探そうした場合、
今までであれば「渋谷 ランチ そば」などのキーワードで検索していたかと思います。
しかしこれからは「そばが食べたい」と検索するだけで、
あなたが渋谷にいるというデータと時間帯が午前中であるというデータから、
「渋谷にあるお蕎麦屋さんにランチで行きたい」というあなたの意図を読み取ってくれるようになるということです。
▼検索結果にどんな影響がある?
一般のユーザーがすぐに気付くような変動は見られていないようです。
また、検索順位を毎日チェックしているWEB担当者の方でも変化に気付かなかった人がほとんどのようです。
今回のアルゴリズムの変化は、
ユーザーの検索意図を読み取る必要のある
検索キーワードに影響を与えると考えられます。
つまり複数のキーワードでの検索、
特に文章で検索を行う音声検索などの検索結果に大きな影響が出ているようです。
日常的に特定のキーワードの順位推移を追っている人でも、
3語以上の細かい複合語や文章での検索結果などは
チェックしていないことの方が多いかと思います。
そんな、順位推移を毎日チェックしないようなキーワードについて、
検索順位が変化していたのだと考えられます。
もしアナリティクスの自然検索流入で(not provided)が増加していたら、
ハミングバードの影響で流入キーワードが増加したのかもしれません。
▼WEB担当者がやるべきこととは?
ではハミングバードにはどのように対応すればいいのでしょうか。
ズバリ
「ユーザーにとって価値あるオリジナルなコンテンツを配信し続けること!!」
ハミングバードに特別対応すべきことはありません。
今までと同じように、自身が提供できる情報の中で
ユーザーの検索意図の答えとなりうるコンテンツを作成していくことが重要です。
もちろんタイトルやディスクリプションを適切に設定するなど、
基礎的なSEO対策は必要ですが、
価値あるコンテンツを発信していれば、
ハミングバードがきっとあなたのサイトを見つけてくれるでしょう。