海外航空券予約サイトがこれから行うべき検索エンジン集客方法(SEO)

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今回は海外航空券サイトを対象に、検索エンジンマーケティング視点で、キーワード分析を行い、今からでも”勝てる”キーワード戦略をご紹介したいと思います。

 

狙い目キーワードはある?「海外航空券」関連のキーワード分析

 

海外航空券を始めとして、航空券やツアー、ホテルなど、旅行業界はウェブ集客が一般的に広く利用されています。

 

「海外旅行のインターネット予約」によると、海外旅行の予約の際に「ほとんどインターネットで予約する」もしくは「ときどきインターネットで予約する」と答えた人は合わせて98%となっています。

 

ユーザーもネットを利用して旅行の予約をすることに慣れているため、ウェブ集客も激戦区となっており、
今から新たに参入して検索エンジンからの流入を獲得するのは難しいように感じるかと思います。

 

いわゆるレッドオーシャンである航空券予約サイトですが、
検索エンジンマーケティングで成功するために、どのようなキーワード戦略が考えられるのでしょうか?

 

#調査方法

 

弊社の独自ツールを用いてアドワーズ出稿キーワード、サジェスト、関連語を選定し、
同ジャンルのサイト20サイトを対象として検索結果の順位、内部施策状況を比較いたします。

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対象サイトジャンル:海外航空券予約サイト
対象サイト:「海外航空券」と検索した際に上位に表示されているものを始めとした旅券予約サイト
対象キーワード数:641キーワード
************************************************************************

 

#調査項目

 

以下の3つの方法でキーワードを抽出し、各検索キーワードに対する内部施策状況を比較します。

 

キーワード抽出方法

①リスティング出稿キーワード

Googleが提供するツール「キーワードプランナー」を元にキーワードを抽出。
主に検索回数が多く出稿費用が高い、「海外航空券」「国際航空券」などのビッグキーワードを選定しています。

 

②サジェストキーワード

検索を行う際に表示される検索キーワード候補を抽出。
2語以上の複合語が多く、海外航空券とセットでよく検索されるキーワードです。

 

海外航空券_サジェスト

 

 

③関連語

検索結果画面下部に表示される検索キーワード候補を抽出。
クローラーが収集したWebページ上で検索キーワードと一緒によく出現するキーワードです。

 

海外航空券_関連語

 

内部施策状況の比較方法

対象とするサイトのページについて以下の3つの基準で検索キーワードへの施策状況を分析します。

 

1.検索キーワードがタイトルに含まれている割合

タイトルとはその名の通りサイトの題名であり、検索結果に表示されます。

 

海外航空券_タイトルイメージ_アナライズSEO

 

 

検索結果順位を左右する最も重要な要素であり、SEO内部施策の基本中の基本です。
特定のキーワードで検索結果の上位を狙う場合、タイトルに狙っているキーワードを含めるようにするのがセオリーです。
2.検索キーワードがページ内のテキストに含まれている割合

検索キーワードにマッチするコンテンツがページ内に有るかどうかの指標になります。

競合性の低いキーワードなどの場合、タイトルにキーワードが含まれていなくても、
ページ内に含まれているだけで上位表示される可能性があります。

 

 

3.検索キーワードで検索された際の検索結果の100位以内に自社サイトのページが含まれている割合

文字通り、対象の検索キーワードのなかであなたのサイトが100位以内に表示されているキーワードがどれくらいあるかのデータです。

検索キーワードに対応するタイトルやページ内コンテンツがある方が、100位以内にランクインする可能性は高まります。

逆に言えば、この割合が低いサイトはSEO対策があまりうまく行っていない可能性が高いです。

 

では調査結果を見て行きましょう。

 

 

調査結果①:リスティング出稿キーワード

 

●抽出したキーワード(一部)

 

「海外航空券」「国際航空券」など検索回数が多いようなビックワードなどを多めに含むようにキーワード抽出を行っています。

 

海外航空券_adwordsデータ引用キーワード一覧

 

●対象サイトの内部施策対応状況

 

海外航空券予約サイトの一つを対象サイトとして、内部施策状況を分析したグラフです。

上の棒グラフから順に
1.検索キーワードがタイトルに含まれている割合
2.検索キーワードがページ内のテキストに含まれている割合
3.検索キーワードで検索された際の検索結果の100位以内に自社サイトのページが含まれている割合

を表しています。

対象サイトは、誰もが名前を知っているちうほどの有名サイトではないものの、
ページ数も多く、「海外航空券」「国際航空券」などのビッグキーワードでも高めの順位を獲得していたりしていました。

しかしながら、検索回数の多いキーワードでもタイトルにキーワードが入っているものが15%ほどとかなり少ない状況です。

 

海外航空券_.adwordsデータ引用サイト内部対策キーワード対応状況

 

 

調査結果②:サジェストキーワード

 

●抽出したキーワード(一部)

 

「海外航空券×目的地の国名」などのロングテールキーワードとして思いつきやすそうな2語,3語の複合キーワードをメインに抽出しています。

ロングテールキーワードも多く含まれていますが、上位表示を達成している競合の大手サイトが多い状況となっています。

海外航空券_サジェストデータ引用キーワード一覧

 

●対象サイトの内部施策対応状況

 

前項目より更にタイトルにキーワードが含まれている割合が減少し、10%未満となっています。

ページ内テキストに検索キーワードが含まれている割合が50%となっているので、
その50%のページのタイトルを見直すだけで100位以内にランクインする割合が増加する可能性があります。

 

海外航空券_サジェストデータ引用サイト内部対策キーワード対応状況

 

調査結果③:関連語

 

●抽出したキーワード(一部)

 

「大黒屋 チケット 航空券」などサジェストキーワードより更にニッチなキーワードも含むようにキーワードを抽出しています。
また「国内線 国際線 乗り継ぎ」など、チケットの購買からは遠いような、旅行に関する情報収集をしているようなキーワードも含まれています。

 

海外航空券_関連語データ引用キーワード一覧

 

●対象サイトの内部施策対応状況

 

検索キーワードがタイトルに含まれているページの割合は先程に続き、10%を下回っています。

ページ内のテキストに含まれている割合も23%とかなり低いので、
コンテンツを充実させる必要が出てくるかもしれません。

海外航空券_関連語データ引用サイト内部対策キーワード対応状況

 

調査した結果気付いたこと

 

・「海外航空券」などのビッグキーワードで上位表示されているサイトは多くの複合キーワードでも上位表示している場合が多い
・対象サイトは検索キーワードがタイトルに含まれている割合が低く、上位表示されるにはまずはタイトルの最適化が必要
・「海外航空券」「国際線チケット」「国際航空券」など同じ事を表すキーワードが複数あるため、サイトによっては対応しきれていないという状況が見られる
購買意欲が感じられるキーワードは、複合語まで対策されているサイトが多いが、情報収集のキーワードについては驚くほど各サイト上位表示されていない

 

調査結果のまとめ

 

検索回数が多いキーワードはリスティングではもちろんですが、自然検索でもかなり競合性が高まっています。
誰もが知っているHISさんやJTBさんなど、情報量も多く、ドメインも強い大手サイトなどが上位表示されており、
新しく立ち上げたサイトがそれらのサイトを抑えて上位に食い込む可能性は、限りなく低いと言わざるをえません。

 

「ビッグキーワードがダメならロングテールキーワードでしょ!」

 

と思われた方、
確かにそれは正しく、闇雲にビッグキーワードを狙って、全く成果が出ないSEOをするよりもはるかに生産的で、成功する確率も高いです。

 

「国際線 往復チケット」「海外航空券 格安 大韓航空」など2~3語の複合キーワードはビッグキーワードよりも上位表示難易度が低く
かつユーザーのニーズも顕在化しているため、コンバージョンに至る確率も高いです。

 

では今回の海外航空券の場合のロングテール対策状況はどうでしょうか?

 

実はロングテールキーワードでも、購買意欲の高いようなキーワードでは、ビッグキーワードで上位表示されているサイトとほぼ変わらない顔ぶれが検索結果に表示されているのです。

 

SEOはビッグキーワードからロングテールキーワードへという風に変化していっているのが、ここ数年のトレンドであり、
ウェブ集客が盛んな業界の場合、既にドメインが強いような大手サイトもロングテール集客を行えるようにサイトを最適化してきています。

 

そのため、ロングテールキーワードであっても、知名度の高い有名サイトが検索結果上位にひしめいているという状況になってきています。

 

「大手サイトに打ち勝つことはもはや不可能なのか・・・」

 

そんな風にさえ思えてきます。
しかし諦めてはいけません。

 

まだチャンスはあります。

 

そもそも検索クエリには3つの種類があるということをご存知でしょうか?

 

▼検索クエリの種類

  • インフォメーショナルクエリ
  • ナビゲーショナルクエリ
  • トランザクショナルクエリ

※検索クエリ:検索エンジンユーザーが検索を行う際に検索窓に入力する単語やフレーズのこと

 

インフォメーショナルクエリ
情報を探すための検索。
購買意欲はなく(低く)、自分が知りたい情報を提供してくれるサイトを探している。
検索クエリの80%以上を占めるのがこの種類の検索クエリだと言われている。

 

ナビゲーショナルクエリ
サイト名や商品名、会社名など、特定のサイトへ移動することを目的として行われる検索。
既に購買を決定した段階が多く、サイトに流入するユーザーの中で最もコンバージョン率が高い場合が多い。
検索クエリの約10%がこの種類の検索クエリだと言われている。

 

トランザクショナルクエリ
何かを購入したい、もしくはお申込み・お問い合わせをしたいという意図を持った検索。
ナビゲーショナルクエリと違い、特定の商品を念頭においているわけではないが、購買意欲は高い。
検索クエリ中のわずか5%ほどと言われている。

多くのサイトがリスティングやSEOで流入を獲得しよう狙っているのはこの検索キーワードであり、
検索回数があまり無いようなロングテールキーワードであっても競合性が高まってきている場合がある。

 

「なんだ、やっぱり狙うべきはトランザクショナルクエリじゃないか!」

 

そう思われるのは当然です。
なぜなら多くのサイトの存在意義は「コンバージョンを獲得すること」だからです。

しかし、その考え方には大きな落とし穴があります。

競合も同様のキーワードを狙ってきており、上位表示難易度が高くリスティングも大手の予算には勝てないため、
結局流入が獲得できない
②検索エンジンで検索されるキーワードの中でトランザクショナルクエリはたった5%ほどと言われており、
ユーザーとの接点が極端に少なくなってしまう。
③ナビゲーショナルクエリのような「あなたのサイトだから」コンバージョンしたユーザーではないため、
ユーザーにとってより好条件の競合サイトがあった場合、簡単に選択候補から外れてしまう

 

トランザクショナルクエリのみを狙うのは、
言ってしまえは「今すぐ客の取り合い」です。

 

あなたのサイトは「今すぐ客」だけを獲得するためにあるのですか?
もちろんそれも大切ですが、それだけではないですよね。

 

今まで出会えなかった見込顧客に出会うために存在しているんですよね。

 

では見込顧客に出会うためにはどうすればいいのでしょうか?

 

ここまで読んでっくださった方はもうお気付きかと思いますが、
注力すべきなのは、インフォメーショナルクエリです。

 

たとえば現状ほぼ競合が上位表示できていない
「子連れ 旅行 海外」「海外航空券 非課税」など、
“まだ情報収集の段階”のユーザーに出会えるキーワードを狙うのです。

 

検索クエリはユーザーからの質問」です。
その質問にきめ細やかに応えることができれば、
ユーザーはあなたのサイトを信頼し、「このサイトから買えば安心」と思ってくれます

 

例えばあなたが営業を受ける立場だと考えてください。

 

「なんとなくウェブ集客に不安を感じなくはないけど、具体的なニーズなどはない」

 

という潜在顧客である段階から、あなたの質問に丁寧に回答し、
あなたが知らない知識や考え方を教えてくれた営業マンと、

 

知識を得たことにより、ニーズが明確化し、顕在顧客になってから
あなたにアプローチし、自社商品の良さばかりゴリ押ししてくる営業マン

 

どちらが信頼できますか?
どちらから買いたいと思いますか?

 

ほとんどの方は前者だと思います。

 

しかし現在のウェブマーケティングは、
後者ばかりに注力しているサイトが多いのが実情です。

 

そしてそのやり方では、資金も人的リソースも豊富な大手企業に打ち勝つことは難しく
あなた自身もあなたの会社もウェブ集客に注力すればするほど疲弊していくことは想像に難くないでしょう。

 

そんな“疲弊していくだけのウェブ集客”から抜け出し
より本質的なSEOの考え方をもとにした

 

“失敗しないウェブ集客”を始めませんか。

 

繰り返しになりますが、
無限の潜在顧客に出会うために注力すべきなのは、
「インフォメーショナルクエリ」です。

 

地道にユーザーが必要とする情報を提供できるコンテンツを作り続け、
あなたのサイトを信頼してくれるユーザーを増やしましょう。

 

最初は頑張ってコンテンツを追加しても、ほとんど流入がなく
「やる意味あるのかな?」と不安になるはずです。

 

しかしそこでその不安に負けて、お金をかけて広告を出すなどの安易な集客手法に流れてしまったら
いつまでたっても競合との価格競争から抜け出すことはできません

 

あなたのサイトのファンになってくれたユーザーが、
競合と比較することなく、「あなたのサイトだから」という理由で商品を選んで買っていく。

 

目指すべきなのは

「一時的な今すぐ客を獲得するサイト」

ではなく

「長期的にユーザーと関係性を構築し、選ばれ続けるサイト」

です。

 

ユーザーに選ばれ続けるサイトになれば、
たとえビッグキーワードで上位に表示されなくとも、
リスティングに膨大な予算を投下できずとも、
ウェブ上でたくさんのコンバージョンを獲得することは可能です。

 

そして、ユーザーにとって有益なコンテンツは、
あなたのサイトの最も大事な資産になります。

 

有益なコンテンツは、ソーシャル上での拡散やリンク獲得に効果を発揮します。
地道にコンテンツを追加し続けるうちに、あなたのサイトのドメインは強化され、
いつの間にか到底敵わないと思っていて大手サイトと十分に戦えるだけの力を手に入れるはずです。

 

しかも膨大な予算を割いて広告を打つ必要もなく、
コンテンツが営業マンとなり、
あなたのサイトの費用対効果は高まっていくばかりです。

 

あなたも狭い市場を取り合い疲弊するウェブ集客から脱却し、
ユーザーに選ばれ続けるための本質的なウェブ集客に乗り換えませんか?

 

もしあなたが

 

「競合との価格競争から抜け出し、”失敗しない”ウェブ集客に取り組みたい!」

 

とお考えでしたら、
そのために必要なキーワード分析を私達がお手伝いいたします。

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