【事例公開】ユーザビリティテストを自社サイトに実施した結果とそこから学んだこと

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サイトを改善していくために、アクセス解析ツールを導入し様々な分析を行っている方は多くいらっしゃるかと思います。

 

確かに、Googleアナリティクスや、どこがクリックされているのかが視覚的に確認できるヒートマップ解析などのアクセス解析ツールを用いることでサイト内の課題のある箇所を導き出すことはできます。

 

しかしながらアクセス解析ツールには課題もあります。
それは、課題となっている箇所が「どのように良くないのか」がわからないということです。

 

どのように良くないのか知るためにはどうすればいいのでしょうか?
そこでおすすめしたいのがユーザビリティテストです。

 

本記事では、ユーザビリティテストとは何かというところから、実際に私たちが運営するサイトでユーザビリティテストを行った結果をご紹介します。

 

ユーザビリティテストとは何か

 

ユーザビリティテストの定義をご紹介します。

 

製品やWebサイトの使いやすさ(ユーザビリティ)を、実際にユーザに使ってもらうことで確認するテスト。ユーザが製品・サイトを使う時に実際に行った行動や感想から、ユーザビリティの改善を行う目的で実施される。
出典:IT用語辞典

 

Webサイト改善を考える場合、まずアクセス解析でサイトの課題を特定します。
そこからなぜそのような数値になっているのかを検証するための方法として、実際にユーザーにサイトを使ってもらってテストをするのです。

 

調査の概要

 

《調査対象サイト》

こえきく-koekiku-│サイトのユーザビリティを高めるアンケートサービス
https://koekiku.com/
24こえきく-koekikuサイトキャプチャ

※12月以降にサイトリニューアルを行うため、飛び先のサイトデザインが変わっている可能性があります。

 

《目的》

サイトリニューアル前に、ユーザー目線でサイトの良い点、悪い点を調査し、新しいサイトに活かすこと

 

《サンプル数》

1名
※今回はテスト的に実施したため、1名で行いました。

 

《調査時の状況》

縦に長く、1ページしかないサイトであったため、アクセス解析が難しかった。
コンバージョン率が低く、最後まで見ているユーザーはかなり少ない状況だった。

 

《調査内容》

 

23テスト内容
※画像はクリックで拡大

 

ユーザビリティテストの結果

 

サイト全体について

 

17サイト全体へのユーザーからのフィードバック
※画像はクリックで拡大

 

ユーザビリティを謳っている割にお金をかけていないように見受けられるサイトはネガティヴ印象

 

確かにサービスを作ってからサイトリリースまでの期間が短く、社内で制作したためお金も時間もかかっているとは言いにくいサイトです。サイトに動きをつけたりという「お金がかかっている感」のある凝ったデザインもしていませんでした。

 

ここはサービスとして注力すべき部分だと判断し、サイトリニューアルの際には全面的にデザインを再検討しました。

 

情報が煩雑だったり突然コンテンツが切り替わるように感じられるので、上部にナビゲーターを置くか、内容ごとにページを区切って欲しい

 

内容の流れを重視するあまり、それぞれのコンテンツに対して適切な区切りや見出しを付けられていなかったことが、このような印象を与えてしまっている原因です。
リニューアルの際には1つのコンテンツの区切りがわかりやすいデザインへ変更します。

 

●サイト全体への修正点

・ユーザビリティ改善サービスに見合った、ユーザビリティの高いサイトへ修正

・ナビゲーションの挿入

・コンテンツを適切に区切り、タイトルを付ける

 

 

サービス内容について

 

18サービス内容についてのユーザビリティテスト結果
※画像はクリックで拡大

 

ユーザーに話を聞く「定性分析」が理にかなっていてポジティヴ印象

 

サービス内容として納得感があるという言葉をいただけたのは純粋に嬉しいことです。

サービスとして価値はありますがまだ一般的にあまり認知されていないので、効果的な伝え方を模索していく必要があると思います。

 

サイトレイアウトについて

 

19サイトレイアウトやデザインについてのユーザビリティ調査結果
※画像はクリックで拡大

 

上から下に流れるコンテンツの中で、横方向に視線を動かさないといけない部分があると内容が頭に入りにくく感じる

 

一般的なユーザーの目線の動きを考えると、必ずしも横にコンテンツを並べることで見にくくなるとは言えません。
しかしながら、コンテンツの区切りも分かりにくい中で視線の動きが分散してしまうのはユーザビリティの観点からあまりよくなさそうです。

 

●サイトレイアウトの修正点

・横並びのコンテンツを多用せず、使う場合には視線を誘導しやすいレイアウトにする

 

 

価格表の見せ方について

 

20価格表の表現についてのユーザビリティ調査結果
※画像はクリックで拡大

 

ブランドオプションが並列されているために違いが分かりにくい

 

これは自分たちでは気付けませんでしたが、言われてみると確かに分かりにくいと感じる部分でした。
価格表は商品を比較検討しているユーザーにとって価格は重要な情報です。

 

サービスも一般的なものではなく少し複雑で分かりにくいので、プランとオプションの違いもわかるように価格表も工夫する必要があると感じました。

 

●価格表の見せ方の改善点

・プランの内容と価格を合わせて記載する

・オプションはプラス料金になることを明示する

 

 

サイト下部の会社概要について

 

21サイト下部会社概要についてのユーザビリティ調査結果
※画像はクリックで拡大

 

会社紹介部分が画像情報になっている点がユーザビリティを無視している印象でネガティヴ印象

 

今回のテストユーザーさんは運営会社の情報を調べる際に、「会社名をコピーし、検索エンジンの窓にペーストして検索」という行動をとろうとしました。その時に会社名が画像になっており、悪い印象を受けていました。

 

会社情報が画像になっているのは、私たちが持っているサイトの別ドメインなどでも同じ会社情報を使っており、重複コンテンツになってしまうためでした。確かにその理由はユーザーを第一に考えたものではありません。

 

画像情報はユーザビリティを損なう可能性があるため、会社概要へのリンクをサイト内に設置するように変更しました。

 

実績に関する情報が掲載されていないと信頼性が低く、ネガティヴ印象

 

会社概要に取引社数が記載されているにも関わらず事例情報がどこにあるのかわからないという点でネガティヴな印象を与えていました。

 

本サービス自体は新しいサービスで事例がほとんどないのですが、サイト分析&ユーザビリティ改善による成果向上事例などはあるため、リニューアル後のサイトにはそういったコンテンツを順次公開していくことになりました。

 

●サイト下部の会社概要について

・会社概要は別リンクを用意し、そこからコーポレートサイトに行ける仕様に変更する

・事例コンテンツを作成しサイトに掲載する

 

エントリーフォームについて

 

22エントリーについてのユーザビリティ調査結果
※画像はクリックで拡大

 

登録した個人情報がどのように使用されるのか気になる

 

個人情報の取り扱いについてはフォーム内に記載しているものの、パッと見て分かりにくいため上記のような印象を与えているようです。

 

個人情報の取り扱い文言をさらに強調するのは現実的ではないため、確認ボタンの近くにPマークとSSL(通信を暗号化する技術)が適用されていることを示すマークを配置し、安全であることをわかりやすく示すよう変更しました。

 

●エントリーフォームの改善点

・ぱっと見で安心感を与える

≫Pマーク・SSLマークの設置

 

まとめ:ユーザビリティテストから学んだこと

 

  • 自分たちが見落としていた「明らかにわかりにくい点」が見つかる
  • サイトの問題とユーザーにとっての重要度がわかる
  • リニューアルやサイト改修の根拠となる情報として使える

 

今回は自社サービスである「こえきく-koekiku-」で提供しているユーザビリティテストを自社サイトにテスト導入してみました。実際には上記のようなレポートのほか、実際に画面を作業している画面と音声が見れる動画もあります。

 

ユーザビリティテストではユーザー行動が見えるため、「どのように」分かりにくいかが明確で改善案も考えやすいです。
また映像があることによって、サイト内のある部分が分かりにくいことがユーザーにとってどの程度重要なのかを感じ取ることができました

 

今回はテストとして1名のみで実施したため、ユーザーの好みによる部分などもあり全てを鵜呑みにできるわけではありませんでしたが、全体的に納得感があるテスト結果でした。リニューアル案を考える際にはかなり参考になります。
当たり前のことでも意外とできていないことが多く、反省点が多かったです。他の人のサイトであればわかることであっても、自分たちのサイトになると見えなくなってしまうものだと実感しました。

 

ユーザビリティテストのイメージはつきましたでしょうか?
サイト内部の改善を考えている方も、リニューアルを考えている方も、サイトのどこが「どのように」良くないのかを知るために、ぜひユーザビリティテストを試してみてください。

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