ページランクとは?もう測定不可能?今後の対策方法もご紹介!

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SEOに携わる方なら「ページランク」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?その歴史背景を理解することは、本質的なSEOを進める上でとっても重要で、ぜひとも理解すべき概念です。今回はページランクの概念を解説しながら、後半ではWebサイト運営者にとって役立つSEO情報もご提供できればと思います。

ページランクとは?意味と歴史について

 

ページランクとは、Googleの検索エンジンが用いているWebページの評価方法です。通常、Webページ同士はリンクでつながれますよね。そのリンクを辿り、どのページがWeb上で価値が高いかを定量的に評価したものがページランクです。よく、SEOを実施する上で外部リンクが重要と言われるかと思いますが、それはこのページランクに由来しています。

検索エンジンの歴史は古く、Googleは検索エンジン業界においては後発中の後発でした。しかしGoogle登場前の検索エンジンは、アルゴリズムが甘く、ユーザーの検索キーワードに対して、そのキーワードが大量に含まれてさえいれば、ページ自体が全く関係なくとも上位表示することもありました。そこで現れたのがGoogleです。Googleはページランクという概念を持ち込み、キーワードに対して信頼できるページ(より多くのサイトからリンクされているページ)を上位表示させようと試みました。結果としてGoogleの検索エンジンの品質は向上し、Googleは今や世界中でトップシェアの検索エンジンとなっています。

Googleは今でもこのページランクをアルゴリズム上重要な位置づけとしていると考えられています。実際、2016年3月にはGoogleのSearch Quality Senior StrategistであるAndrey Lipattsev氏は、ランキングファクターの中で重要なものの第3位をRankBrainとしており、TOP2をリンクまたはコンテンツだとしています。なお、この2つの優劣に関しては言及していないため同じくらい重要であると業界では認識されています。※リンクというと内部リンクも含まれますが、Andrey Lipattsev氏は”it’s links pointing to your site”という表現をしていることからここでいうリンクは外部リンクの意味合いが強いと考えられます。

ランキングファクター

参照:Now we know: Here are Google’s top 3 search ranking factors

ページランクの計算方法は?

「ページランクが重要なのはわかった!ではページランクを調べるにはどれほど多くのリンクを獲得しているかを調べればいいの?」そんな声が聞こえてくるようです・・・しかし、実はそんなに単純ではありません。
このページランクですが、価値の高さをただ”より多くのサイトからリンクを貰えていれば良い”としている訳ではありません。
なぜなら、同じリンク一本でもどのサイトからリンクを貰うかで重み付けをしているのが最大の特徴だからです。よく業界用語でページランクのことを、”リンクジュース”と表現することがあります。例えば、1Lのジュースを持つサイトと、500mlしかジュースを持っていないサイトだと、1Lのジュースを持っているサイトからのリンクの方がより多くのジュースを貰えるのです。つまり、ページランクにおいては、そのリンク元のページランクも考慮に入れられます。

以下のように6本リンクを貰っているあなたのサイトと、3本しかリンクを貰えていない競合のサイトがあったとしましょう。単純に考えたら、あなたのサイトの方がページランクも高く、Googleから評価されて然るべきかもしれません。しかしリンク元のページランクが異なる場合、本数では競合に勝っていても実際のページランクは負けてしまっていることがあるのです。
※以下の画像の数値は実際のページランクで用いられる数値ではありません。分かりやすく筆者が表現している数値です。

リンク本数とPR

なお、ページランクはGoogleの商標となっており、その計算方法も公開されています。
※ただしあまりに複雑過ぎるためここでは紹介しません。ご興味がある方は以下のページを参照してみてください(ページランクに関する実際の特許内容です)
参考:Method for node ranking in a linked database

ページランクの確認方法

 
ここまで見るとあなたのサイトのページランクがどれくらいか知りたくなったのではないでしょうか?しかし、残念ながらページランクの確認方法は現在存在しません。以前はGoogleツールバーを参照することで、0~10までの11段階評価で、ページランクの概算値を見ることができました。(ちなみにこの11段階評価はあくまでGoogleがツールバー上で表示している概算値です。実際のページランクとは異なります。)
しかし、2013年にGoogleはツールバー上のページランクの更新を停止しており、2016年にはその公開さえも完全に停止してしまいました。
※ただし、外部公開を停止しただけで、Googleのアルゴリズムとしては依然として機能しています。
参考:Google Fully Turns Off Feed To Toolbar PageRank

代わりとなる指標および確認方法

 
ページランクが今でも重要にも関わらず、それが測定できないなんて、Googleアルゴリズムがブラックボックスとは言え、あまりにやりづらい!・・・仰るとおりだと思います。そこで以下では代替となる方法をご紹介します。

OSE(Open Site Explorer)を用いる方法

OSEとはMOZが提供する有名なSEOツールです。MOZを初めて聞いた方もいるかと思いますが、MOZは2004年にシアトルで生まれたSEOの研究機関の一つです。こちらが提供しているツールは信頼性も高く、筆者もよく使っています。

OSEを使うと“DOMAIN AUTHORITY=DA”と“PAGE AUTHORITY=PA”という2つの指標があり、これがそれぞれドメイン自体の外部評価の高さ、ページの外部評価の高さを示しています。実際に弊社のプロモニスタで計測してみたのが以下の画像です。

プロモニスタOSE

DA=32
PA=43
という結果となりました。

ちなみに、参考程度にYahoo!ジャパンを測定してみましたが
DA=95
PA=95
という結果でした。やはりとんでもない数値ですね。

YahooOSE

OSEはSEO業界では世界的に有名なツールですので、ページランクの代わりとして使うことができそうですね。

ASE(Ahrefs Site Explorer)を用いる方法

また、OSE以外にも別のツールを用いて外部評価を推定する方法もあります。それがこちらのASE(Ahrefs Site Explorer)です。以前別の記事でもこちらの活用方法は取り上げています。
2017年1月最新版!ahrefsの使い方を覚えて競合サイトを丸裸にしよう!

こちらもOSEを同様にドメイン毎、ページ毎の外部評価を数値化しており、非常に参考になります。
ASEは“Domain Rating=DR”と“URL Rating=UR”という指標があり、それぞれドメインの外部評価の高さ、該当ページの外部評価の高さを示しています。

ちなみに、こちらもプロモニスタを調べてみると以下のようになりました。

プロモニスタASE

DR=54
UR=29

また、OSE同様にYahoo!ジャパンも調べてみました。

Yahoo!ASE

DR=82
UR=89
という結果でした。

それぞれ全く異なる企業が提供している、全く異なるクローラーを用いたツールなのでもちろん差異はありますが、一般的な感覚とズレがないのはお分かりいただけますか?上記のようなツールを使いこなしながら競合との差異を定量化していくことはSEOを進めていく上での大きなヒントとなるでしょう。例えば、こういったツールを用いてDAやDRが高い競合サイトが判明した場合、それらのサイトがどのようなコンテンツで、どのようなリンクを貰っているか知ることができれば、自社においてもその施策は応用できるはずです。

ページランク自体、既にSEO業界では使われなくなってきている表現ですが、本質的には非常に重要な指標です。
よく外部リンクの時代は終わっただなんて言葉も聞こえてきていますが、Google側が未だにリンクを重要視している旨の発言をしていること、また、良いコンテンツはリンクされるべきというインターネットの根本的なあり方を考えると、外部リンクを一切無視したSEOこそ“最適化”とは言えないのではないでしょうか?
もちろん、そのための手段としてブラックハットに頼り切った方法を採ってしまっては本末転倒ですので、被リンク獲得の手段に関してはよく考慮しなければいけないかもしれませんね。ユーザーに最高の検索体験を提供しようとするGoogleの思想を慮りながら、ユーザー価値の高いサイトを作り上げていきましょう。

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髙橋 大希
入社初年度に2Q連続で営業MVPを獲得。2年目には月間個人実績1,000%達成。常にお客さまに最善の選択をしていただけるよう、徹底的な調査と分析に基づいた提案をすることがモットー。SEOは誤解の多い業界だからこそ、表面的なソリューション提供しかしない業者もいます。そんな業者に振り回されるクライアントを一社でも減らし、WinWinな関係を築くことがミッションです。