春は出会いの季節・・・。
とはいえ環境に変化がなければ、特段新しい出会いは無いですよね。
わたしの姉は、職場に適齢期の男性が全くおらず、
年中無休で「出会いがない」とぼやいています。
そんな方のために!では無いですが、
今回は本気の出会いを求める男女の強い味方である結婚相談所のウェブ集客について、
結婚相談所を運営する側の視点から調査しました。
目次
そもそも結婚相談所とはどのようなものなのでしょうか?
結婚相談所というと、何となく理解はできるけど、あまり馴染みがないという方も多いかと思います。
結婚相談所(けっこんそうだんじょ)は、結婚を希望する独身の男性女性の会員に、結婚を前提とした出会いを提供し、出会いの際の日時調整から、お引合せ、交際から結婚に到るまでのフォローなども含めてサービスを提供する結婚情報サービスの業者、または公共サービスをさす。
出典:wikipedia
想像通りという感じですが、結婚相談所にもいろいろと種類があり、
プロフィール情報をもとに出会う相手候補を紹介してくれるものや、
マッチングの際に婚活アドバイザーのような仲介人が入るものなど複数の種類があるようです。
SNSなどの普及により、出会いを促進するサービスが増加してきていることを感じる方は多いかと思いますが、
結婚相談所の強みは「結婚を前提とした出会い」ができるという部分のようです。
また、ここ数年でよく聞かれるようになった「婚活」というキーワードについても少し調べてみました。
下の表は、「婚活」と検索された回数を月ごとに表示しているのですが、
2008年頃に「婚活」という言葉が認知されだしてから、検索回数は右肩上がりとなっています。
※Googleトレンドを用いて調査しています。
余談ですが、来る5月2日は「婚活の日」だそうです。
今年こそ結婚したい!と思っている方は、婚活を始めるチャンスかも知れませんね!
晩婚化が進んでいると言われる現代、
婚活への関心も高まる一方なのではないでしょうか?
結婚相談所のニーズも今後さらに高まっていきそうです。
激戦!結婚相談所で競合比較!
結婚相談所のような、初めての人にとってわからないことが多いようなものは、
一般的に検索ニーズが高いです。
検索ニーズが高いということは、検索エンジンからの集客との相性がいいということです。
ということで、検索エンジンマーケティンを有効に行うことで、
ウェブから顧客を獲得できる可能性が高い結婚相談所に最適なキーワード選定とはどのようなものか
考察してみようと思います。
#調査方法
競合分析ツール「SEOカウンセラー:https://www.seo-counselor.jp/」を用いて、
「結婚相談所 東京」および「結婚相談所 東京」関連のキーワードでの順位状況や被リンク状況を調査します。
※対象サイトは以下10サイトです。
「結婚相談所 東京」で検索した際に上位表示されているサイト(2014/4/8現在)
ハッピーカムカム | https://www.1rankue.com |
パートナーエージェント | https://www.p-a.jp/branch/index_tokyo.html |
アヴニール | https://www.ginza-avenir.com |
Bridalチューリップ | https://bridal-tulip.info |
ブライダル田園調布 | https://www.wednet.jp |
GOOD LUCK STAGE | https://goodluck-stage.jp |
#調査結果
○キーワード順位
「結婚相談所 東京」及び「結婚相談所 東京」の関連キーワードでの検索結果順位一覧です。
「結婚相談所 東京」で上位になっていても、関連キーワードでは圏外になっているサイトも多いようです。
○基本情報
タイトルに「結婚相談所+東京などの対象地域」を記載しており、しっかりと地域系キーワードを狙っている様子が見て取れます。
※画像が長くなってしまうため、上位4サイトのみ表示しております。
○SEO施策情報
INDEX数の平均は300程度となっています。
被リンク数はサイトによってばらつきがありますが、1,2位などはかなり被リンクの数が多くなっています。
○アンカーテキスト分散
対象サイト (※具体名は伏せさせていただきます) への被リンクのアンカーテキストのデータです。
「婚活 東京」というアンカーテキストでもっとも多くリンクされています。
「結婚相談所」よりも検索回数の多い「婚活」というキーワードをメインで狙っているのかもしれません。
その他「東京の結婚相談所」などのアンカーテキストでの被リンクも多いようです。
※具体的なサイトが特定できるアンカーテキストは伏せています。
調べた結果・気付いた事
- 上位は一般認知は高くはないサイトが多く表示されており、SEO外部施策は盛んに行われている様子が見受けられ上位表示難易度が高まっている
- 関連する検索キーワード数が多いものの、リスティングはどのキーワードでも多く出稿されており、競合性が高い
- 「結婚相談所 初めて 親切」のような検討段階のユーザーが検索するようなキーワードでは最適化されたコンテンツはあまり無い
- 「結婚相談所 医師」など結婚相談所×条件ではすでに特化したサイトがあるため、競合性が高まっている
調査結果のまとめ・アドバイス
今回は結婚相談所関連のキーワードの中から「結婚相談所 東京」というキーワードで調査いたしましたが、
意外にも大手企業が運営する結婚相談所のサイトは10位以内には表示されておらず、
一般認知はあまり高くはないであろう結婚相談所のサイトが表示されていました。
各サイトの被リンク数から、SEO外部施策は比較的盛んに行われていることが見受けられ、
「結婚相談所」や「結婚相談所 東京」などのビックキーワードでは上位表示難易度が高まっているようです。
しかしながら、各サイトのSEO内部施策状況を見てみると、
INDEX数も多くはなく、タイトルも最適化されていない部分もあります。
※SEO上、特定の検索キーワードで上位表示されるために最も重要な項目はページのタイトルです。
まだまだできることは多くあり、検索エンジンからよりアクセスを獲得するチャンスは
大いに残されている可能性が高いです。
結婚相談所を探しているユーザーの行動心理を考えた場合、
ウェブ集客を行う場合で重視すべきポイントは以下の2点かと思われます。
①ユーザーからの信頼を獲得すること
②他の結婚相談所との差別化ポイントを明確に打ち出すこと
結婚相談所のような未知の世界でそれなりにお金がかかるとなってくると、かなり慎重になる方が多く、
“安心できる”という点で、
大手企業が運営していて、TVCM含め広告を多く出稿しており、知名度が高いサイトにユーザーが流れてしまう傾向があります。
そのような状況下で大手サイトと差別化し、
ウェブからのお問い合わせを獲得するためにできることから取り組んでいきましょう。
①ユーザーからの信頼を獲得すること
「結婚相談所 東京」の関連キーワードとして「結婚相談所 東京 親切」「結婚相談所 東京 信頼」などが
表示されていることからもわかるように、
結婚相談所に申し込む前のユーザーは大きな不安を抱えています。
ですから、ユーザーから信頼を獲得することがウェブ集客における、最も重要なミッションとなります。
ではどのようにユーザーから信頼を獲得するのかというと、
一つの方法として、接触頻度を高めるという方法が考えられます。
「ザイオンスの法則(単純接触効果)」というものをご存知でしょうか?
単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか)は、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文にまとめ知られるようになった。
出典:wikipedia
簡単に言ってしまえば、
ユーザーに接触する機会が多いほうが、成約に至る確率が高まるという理論です。
あなたも、何度も同じ商品についての情報に接触するうちに買ってしまった!という経験があるのではないでしょうか。
では、ユーザーとの接触機会を増やすためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、「結婚相談所 初めて 親切」のような
結婚相談所に申し込もうか迷っている潜在顧客が検索するようなキーワードを狙うことです。
潜在顧客が検索するようなキーワードに対応するコンテンツをサイトに追加することで、
申し込みに至る前のユーザーに複数回接触することができ、
結果として多くのお問い合わせを獲得することができるのです。
現状、上記のようなキーワードで検索した場合に、
ユーザーのニーズにしっかりと応えられているコンテンツ、
かつ検索キーワードの最適化されたタイトルを持っているサイトはあまり無いようです。
お客様からの声などのコンテンツのタイトルなどを少し変更するだけでも、
ユーザーに接触できるキーワード数が増加することが考えられます。
現状あるページのタイトルの見直しと、コンテンツ追加によって
ユーザーとの接触頻度を高め、ユーザーの潜在意識の中にあなたのサイトを意識させ、
あなたのサイトでもザイオンスの効果を享受しましょう。
②他の結婚相談所との差別化ポイントを明確に打ち出すこと
ユーザーの信頼を獲得する施策と同時に、
競合他社との差別化ポイントをユーザーにわかりやすく打ち出すことにも取り組む必要があります。
結婚相談所について調べているユーザーというのは、
結婚したいという意思が明確にある場合がほとんどであり、ある程度の条件も決まっている場合が多くあると思います。
そこで特定の条件に特化しているなどの他社との差別化ポイントを持っていると、
対象となる母数は減ってしまいますが、特定の層には深く訴求することができます。
すでに「高収入の方専門」「弁護士専門」「医師専門」などはありますが、
上記の条件に特化したサイトはすでにあり、アフィリエイトサイトなども多くあるため競合性が高まっています。
しかしながら、条件面での切り口は上記以外でも考えられるかと思います。
特定の条件で登録できる方を絞り込むというのは、
会員数が多く、会員層も幅広いことが強みになる大手サイトには難しい施策であるため、
明確な差別化要素となります。
※一言に差別化と言ってもなかなか難しい部分ですので、他社と差別化するための戦略については近いうちに別記事でご紹介できればと思います。
信頼獲得×差別化を意識したウェブ集客戦略によって、
より多くのお問い合わせを獲得していきましょう!
以上、まだまだウェブ集客の可能性を秘めている、結婚相談所の競合調査をお届けいたしました!
調査ツール紹介
“自サイトと複数の競合との検索順位比較と外部施策状況が無料で簡単に比較でき、 あなたの検索エンジン集客を数倍助ける唯一のツール”
競合分析ツール「SEOカウンセラー」