テスト実施後の分析が重要?改善効果を最大化するユーザーテスト計画の立て方

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コンバージョン率を改善するために、ユーザーテストを実施していますか。

 

サイト改善を行うときには、サイトを実際に改修していく前にユーザーテストを行った方が、より高い効果が得られると言われています。

 

ユーザーテストでは実際にWebサイトを使っている様子を観察することで、ユーザーがコンバージョンに至るまでにどのような障害があるのか明らかにすることが可能です。

 

また、ユーザーテストではどのページをテストするか、ユーザーにどのような行動をとってもらうかなどの計画設定が非常に重要です。計画次第では得られる効果も変わってきます。

 

テストした後で、「あまりサイト改善に活かしにくい結果になってしまったなぁ」とならないために、どのような手順でユーザーテストを行うべきか、またテスト実施後の流れについてもご説明します。

 

ユーザーテスト計画の立て方

 

一般的なユーザーテストでは、

 

サイト状況の把握→分析ポイントの決定→ユーザーテスト実施→サイト改修

 

という流れで進んでいきます。

 

もちろんこれでもある程度の改善効果を得ることができます。しかし、ユーザーテストでは3~5人程度しかテストしないので、ユーザーテストで発見した課題を解決することで本当に効果が出るのかどうかといった数字的根拠を得ることができません。

 

より高い改善効果を望むのであれば、ユーザーテスト実施後に追加調査やA/Bテストを実施して数字的根拠をもとに改善施策を打ち出すべきです。

 

そのため、以下の表のような流れにそってテスト計画を立てていきましょう。

 

ユーザーテスト計画と実施後の流れ

 

ではこれから、ユーザーテスト実施後のフローも踏まえたテスト計画の立て方を説明します。

 

計画の立て方【Step1】サイト状況の把握

 

まず初めにアクセス解析などで、あなたのサイトがどのような状況であるのか確認しましょう。具体的なアクセス解析実施方法は、以下の記事を参考にしてください。

 

サイト改善の超基礎:アクセス解析でサイト内部の課題を発見し、仮説立案をする方法

 

また、サイトの目的やコンバージョンポイントについても明確にしておきましょう。

 

例)ECサイトの場合
取り扱う商品のジャンルは広く、ターゲットは男性である。
コンバージョンポイントはユーザーの購入、会員登録、アプリのダウンロードの3つだが、今最も重要視しているのは購入である。

 

サイトの状況を把握しておくことで、次のステップの「分析ポイントの決定」をスムーズに行うことができます。

 

計画の立て方【Step2】分析ポイントの決定

 

ユーザーテストでは、ある程度決めておくべきことがいくつかあります。それはターゲット・目的・与えるタスクの3つです。

 

ターゲット

 

ターゲットの選定は非常に重要です。あなたのサイトのユーザーを代表する被験者をリストアップしましょう。ターゲットにピッタリ合う被験者を集めるのが難しい場合は、できるだけ近しい人を見つけ出し、テスト対象としましょう。

 

当然ですが、被験者が母集団を代表していない場合、効果的な結果を得ることはできないでしょう。

 

レディースファッションのECサイトなのに、男性を被験者にしては意味がないのです。

 

ターゲットの選定次第で、発見できるサイトの課題は大きく異なりますので、慎重に行いましょう。

 

目的

 

「サイトの課題をできるだけ多く見つける」というようなざっくりとした目的ではなく、ある程度明確にしましょう。

 

例えば「商品の探しやすさ」を知りたいのか、「登録フォームの入力のしやすさ」を知りたいのかなど、ポイントを絞ってユーザーテストを行うことが成功の秘訣です。

 

ざっくりとした目標では結局どこから手を付けてよいのかわからなくなってしまいます。

 

与えるタスク

 

目的から逆算して、被験者に与えるタスクを設定しましょう。

 

目的設定が明確になっていれば、被験者に与えるべきタスクもおのずと見えてくると思います。

 

与えるタスクは多くのサイトユーザーがとるであろう行動を想定して設定しましょう。

 

また、タスクの伝え方も重要です。

 

直接的に「こうしてください」と伝えるのではなく、現実に起こりうるシーンを想定してタスクを伝えましょう。

 

例えば、タスクを設ける時も、”Contact usを探してください。”よりも”Aのようなシチューエションが起こったので、あなたは緊急でサイト運営者に電話しないといけません。電話番号を見つけてください。”と聞く方がよりリアルで良いでしょう。
引用:ユーザビリティテストで気をつけたい8つのこと | coromos

 

計画の立て方【Step3】ユーザーテスト実施、課題抽出

 

目的とタスク、ターゲットが決まったらユーザーテストを実施します。

 

ユーザーテストには被験者と直接会って行う方法と、オンラインで行う方法があります。

 

オンラインで行う場合は比較的安価で、機材を準備する手間もかかりません。予算に余裕がない場合はオンラインのユーザーテストを活用してもよいでしょう。

 

どちらのテスト方法も動画を撮影します。

 

テスト中の動画からユーザーを心理と行動の2軸から分析していきます。

 

また、テスト終了後には必ずユーザーから感想を聞いてください。ユーザーの感想には改善のヒントがたくさん隠されています。

 

撮影した動画とユーザーの感想をもとに、課題を抽出し、改善方法を検討しましょう。

 

テスト実施後【Step4】仮説立案・立証

 

一般的なユーザーテストでは、Step3で収集したデータをもとにレポートを作成し、サイト改善を行います。

 

もちろんこれでも充分効果を得ることが可能ですが、余裕がある人はStep4以降もユーザーテスト計画に入れて行うことをおすすめします。

 

ユーザーテストでユーザーが言っていることには個人の趣味嗜好が色濃く反映されているため、すべてを鵜呑みにするのは危険です。

 

そこで、Step4ではStep3で発見した課題をもとに仮説を立て、再調査をすることで実際に改善すべき課題なのかを明らかにします。

 

例えば「もっと商品の画像を多くしてくれた方が安心して購入できる」というユーザーの声があったとします。

 

この声が本当にユーザーを代表した声なのかどうかは、その時点ではまだわかりません。

 

そこで「商品の画像が多い方が安心して購入できる」という仮説を立て、40~50人のユーザーにアンケートを取ります。

 

アンケートが難しければ、それぞれのパターンを作成し、A/Bテストを行ってもよいでしょう。

 

この工程を挟むことで、多数派の意見であることが証明できれば、実際にサイトに反映した際に効果が得られると予想できます。

 

また多くのユーザーの支持を得られなかった場合は、別の観点からもう一度仮説を立てて改善ポイントを見つけましょう。

 

テスト実施後【Step5】サイト改修

 

Step4の結果をもとに、実際にサイト改修をしていきます。

 

テストで得られたユーザーの声の妥当性をStep4で検証しているため、インパクトの大きい改善効果が期待できるでしょう。

 

まとめ

 

今回紹介したテストフローを踏まえてユーザーテストを実行すれば、効果を最大化できます。

 

ユーザーテストのフローを以下にまとめたので、今一度確認しておいてください。

 

効果を得るためのユーザーテスト計画

 

ユーザーテストはあくまで改善のきっかけを見つけるものであり、その後の分析や改善方法が重要になってきます。

 

また、A/Bテストとの相性も良いので組み合わせて使うとよいでしょう。

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